安否確認BOT for LINE WORKS導入以前は安否確認システムの導入はしておりませんでしたが、電話連絡網で対応しておりました。
予め作成された電話連絡網をもとに、総括防災責任者から各課の防災責任者へ連絡を行い、万が一防災責任者が対応出来ない場合などは副防災責任者から各課に連絡を実施する運用をしておりました。
安否確認をするのは震度5弱からとしきい値を定めて運用しておりました。
導入前に抱えていた課題や、既存の安否確認システム導入時の課題や不満はどんなところでしたか?
安否確認訓練は実施しておりましたが、一通り連絡が行き渡るまで30分程度かかっておりました。
安否確認結果の集計については、各課の防災責任者が安否状況を取りまとめ、総括防災責任者へ報告用のExcelを用いて報告しておりました。
安否確認の連絡から集計までに時間がかかっていたため、自動配信・自動集計できるものが良いと感じておりました。
また、職員同士が個人のLINEで情報をやりとりするケースもあったので、LINE WORKSをコミュニケーション基盤として検討し、防災の面でも安否確認システムを検討し始めました。
安否確認bot for LINE WORKSの導入決定のポイントは?
LINE WORKSを導入することが決定したため、LINE WORKS上で自動配信出来る安否確認システムというのが一番のポイントとなりました。
また、導入の際に職員の端末毎への設定や追加アプリのインストールなどが不要で、導入がとてもスムーズでカンタンに展開することが出来ました。
導入後はいかがでしょうか?
LINE WORKSと同時期に導入し、安否確認BOT for LINE WORKSの30日間の無償トライアルや導入後にもテスト配信をしていたので、利用方法は理解しておりました。
導入してから4か月経った頃、実際に千葉県内で震度5強の地震がありましたが、回答率はすぐに90%以上となり、職員もしっかりと活用出来ていることが実感できました。
今までの電話連絡網と違い、安否確認が自動で出来る利便性を実感しました。また、集計結果についてもPC・スマホで瞬時に確認出来るようになりました。
今後については、安否確認BOT for LINE WORKSをより有効活用するにはどのような運用が良いかを模索していきたいと思います。
特に、質問項目や選択肢も自由に設定出来るため、どのような質問が効果的なのかなど、今後の運用の中で検討していきたいと考えております。
令和元年房総半島台風などの経験から、引き続き防災意識を高く持ち、緊急時に備えていきたいと考えております。